赤い宇宙船で来た

育った環境で悪影響を受けた記憶と感情の棚卸しなどをしています。吐き出しが多いです。あとは、メモ、日記、ひとりごとです。

やっと書けるようになった毒親とかのこと(吐き出し)

『毒になる親 一生苦しむ子供ー』
『不幸にする親ー人生を奪われる子供ー』
どっちも読んだ。昔。10年以上前かな…。
どれ位苦しかったかなんて書けない。 
ひとつひとつが小さくて。でも全部が毒入り。
毒入りの粒で構成された大きな塊をどう説明していいかわからないから。
話しても人にはわかってもらえなかった。
むしろ何故か私が否定された。
そんな酷いこと言ったりする親いるはずない
と言われて、信じてもらえなかった。
恵まれてるんだからそんなこと位⋯とか言う人もいた。やっぱり私がわがままなのかな。私が悪いんだなぁと悲しかった。
今は、何もわからない人の悪気の無いお花畑発言って、傷に塩を擦り込む行為って言うか⋯ある意味で凶器だなと思う。別にその人が悪いわけじゃないのはわかってる。幸せに育った人には絶っっ対にわからないもん。"毒親"という言葉が使われる様になった現在でも理解できないと思うし。

直接自分にされてないことでも、家庭内で目にする苦痛の音や映像は、自分に起こったこととして刷り込まれた。
よくあることと言った人、あなたは毎日毎時間毎分の様に人格否定されてましたか?
あなたの親は娘の髪の毛を掴んで浴室に引きずって連れて行き、水を張った浴槽に頭から娘を突っ込みますか?
何時間も立たせたままま罵倒してビンタして、ビンタの勢いに負け、よろけて姿勢が崩れたら早く立てと要求し、また罵り続けますか?
毒でできた家庭の末っ子の立場の私は、
毒を飲んだ姉達からも毒を受け、姉達の精神的サンドバッグだった。
二人の姉達、被害者なのはわかってる。でも、あなた達は加害者でもあるの、わかってる?
「何もしない」「その瞬間さえ切り抜けられればそれでいい」を選んで、気配を消して生き抜いた。

…なーんてね。
でも、嘘じゃない、本当の話。まさにサバイバー。
「能面みたいな顔するな!」「蛇みたいな目をするな!」
よく親に言われたけど、その子供の精神は参って悲鳴あげてるんだよ。壊れかけてんだろ。気付けよバカ。
と、言ってやりたい。当時はそんな顔をしてるつもりは無いから、言われてただ悲しいだけだったけど今の私にはわかる。
でも、親はわかってたのかも。覇気が無くなっていく私を見て、親も姉達も嬉しかったのかもね。

初めに書いた本を読んだ時、自分の中にあった年々重たくなる宙ぶらりんの沢山の何かが、パズルみたいに見事にはまって憎しみの塊ができた。怒りが噴出して、来る日も来る日も部屋で枕に顔を埋めて、怒鳴っては泣き叫んでた。寝ても泣きながら目が覚めたり、朝起きた途端に涙が流れたり、本当に苦しかった。
家族全員が敵だったんだ。気づかない方が楽だった。
でも気付かないままだったら、きっと精神は死んでただろうなと思う。

今は昔に比べたら、ずっっっと楽。
あの本が「そんなの甘えだ」という、私の中にいる、"できたワタシ"の、自分に対する冷たさを全否定して一蹴してくれたお陰。結局は私自身も敵だったって教えてくれた。
悲しみと憎しみが溢れ出てきて、泣きまくってもがきまくって、希望なんて持たず絶望して生きた方が楽なんだなと思ってそうすることにしたけど、段々何も感じなくなっていく自分に気付いて、掴んだ藁の先に人との出会いがあって、自分の居場所や行き先を見つけたいと思える様になった。

ごめんね、家族のみんな。
多分、今の私はみんなと同じ所にいないよ。
私が幸せになるなんて許せなかったんでしょ?
末っ子のクソみたいな存在が生意気よね?
私を見ていて幸せそうに見えるかな?
ごめんね。確かに前よりは少し幸せかも。
あなた達のこと馬鹿馬鹿しいと思える様にもなったよ。

やっとここまで書ける様になった-。
毒親、汚染された姉達のこと。
これは前進。よかったね、2018年の私。